それでは3分でわかるちょっと気になる心理を開始していきます。
今回は話を盛る人の心理や特徴についてです。
皆さんの周りに大袈裟に話をする人はいらっしゃるでしょうか?
話を聞いていて、あまりにも大きなスケールの話についつい
と疑問を持ったことは一度はあるはず。
しかし、面と向かって
と言うわけにもいかずなんだか一人でモヤモヤ…。
見え透いた嘘をつくのは一体どうしてなのでしょうか?
非常に気になるところですね。
話を盛る人の5つの心理や特徴
話を盛る人の心理や特徴1「本当は自分に自信がない」
話を盛る方々は、一見とても自信あり気に話をします。
と分かるような内容のものも、本人の様子を見ると、本当にそれが事実であったかのように話をしている様子の方が多いはずです。
しかし、本当は彼らは自分に自信がありません。
自分に自信がないからこそ話を盛って、自分に注目してもらえるように嘘をつくのです。
では、なぜそんなに自分に自信が持てないのでしょうか?
その原因を次の特徴2で見てみましょう。
話を盛る人の心理や特徴2「生い立ちが悪い」
自分に自信が持てない方に多い傾向として、彼らの養育環境(生い立ち)が良くないことがあります。
例えば、両親に異常に厳しく育てられてきたとか、周囲の人々に過剰な期待を持って育てられたために物凄くプレッシャーを感じて生きてきたなど、例を挙げれば切りがありませんがそのような環境で生きてこられていることが多いです。
基本的には、親を始めとした周りの人々から褒められたり、認めてもらったりする経験をしてきていないので、そのために自分に自信が持てないのです。
自分の根っこの部分が大人になってもゆらゆら揺らいでいるのですね。
なので、本人は半ば無意識的になんとなく不安な状態にあります。
では、不安な状態とは具体的にはどういうことを言うのでしょうか?
次の特徴3を見てみましょう。
話を盛る人の心理や特徴3「自尊心が低く、承認欲求が強い」
自尊心とは「自己に対しての肯定的な態度」という意味の言葉ですが、要は「自分は自分でいいんだ!」と自分で自分を認めて受け入れてあげる態度のことです。
話を盛る人は、その自尊心が低く今の自分を受け入れられていません。
そして、承認欲求も強く持っています。
承認欲求とは「自分を認めてほしい!」と思う欲求のことです。
しかし、彼らは自尊心が低く自分を認められていないのでその承認欲求は満たされないでいます。
と考えているので、ひとまず話を盛って他者に「すごい!」と思われることで、他人から自分を認めてもらおうとするのです。
しかしこれでは堂々巡りで結局自分で自分を認めてあげて承認欲求をある程度満たしてあげないと、何度も何度も常に大袈裟な嘘をついて他者から注目を浴び続けないといけないことになります。
話を盛る人の心理や特徴4「自分を良く見せないと好きになってもらえないと思っている」
今までのお話から、話を盛る人は、
ことはお分かりいただけたと思います。
自分がどうしようもなく弱くダメに見えて自分でも苦しい状態なのですね。
と、周りから見ればそう思うところがあっても本人は小さな頃からそう思い込んできているので、半ば無意識的に自分はダメだと思っています。
と、全くそんな様子は見えなくても内心ではもがいています。
結局、苦し紛れに身に付いた技術がこの「話を盛る」というもので彼らは小さな自分や不安を隠すようにあたかも自分がすごい人だと思わせるような嘘をついているのです。
と考えながら。
付け加えておきますと承認欲求は、人間なら誰にでもある欲求で「認められたい!」と思うことは何も不自然なことではありません。
人間なら当たり前の欲求なのです。
話を盛る人の心理や特徴5「基本的にその場を上手くやり過ごせればいいと考えている」
話を盛る方の大きな特徴として
と考えている傾向が多く見られます。
とにかく他の人から認めてもらいたいと思う気持ちが先走ってしまうのかもしれません。
話を盛る方の中には、
と考えられる人もいらっしゃいますが、未来の状況よりも、今の承認欲求を満たしたいがために、どうしてもそちらを優先してしまうようです。
そして、案の定嘘がバレてしまう。
もし、つい話を盛ってしまったり大きな嘘をついてしまったりするなど「虚言癖」にお悩みの方がいらっしゃったらお一人で悩まないで心療内科等の専門家に一度相談に行ってみることも検討してみても良いと思います。
話を盛る人の5つの心理や特徴まとめ
それでは話を盛る人の心理や特徴をまとめておきます。
- 話を盛る人の心理や特徴1「本当は自分に自信がない」
- 話を盛る人の心理や特徴2「生い立ちが悪い」
- 話を盛る人の心理や特徴3「自尊心が低く、承認欲求が強い」
- 話を盛る人の心理や特徴4「自分を良く見せないと好きになってもらえないと思っている」
- 話を盛る人の心理や特徴5「基本的にその場を上手くやり過ごせればいいと考えている」
「話を盛る」という行為は話を聞いている側からすれば
と非常に理解に苦しむものです。
しかし、話をしている本人にとっては認められたい一心で必死に行っているものなのかもしれません。